スマートグリッドについて、語る人が確実に増えています
スマートメーターというかしこい電力量計の登場前にも、自動料金データー収集システムというものがありました。検針員の方が直接、毎月チェックしなくても、インターネットなどの回線を通じて自動でデーターを回収するというシステムでした。
そうした機器は、検収という単に数字を集める仕事以上の存在となりつつあります。しかも、電力に限らず、ガス、水道などのあらゆる検収、、、、そして新たな機能を売りにした展開を行っています。
この分野で大手は? ということで調べてみると Itron社というのがあることがわかりました。
・Itron Products & Services
http://www.itron.com/pages/products.asp
まずは、計るだけでなく制御する Measure: Metering and Controls
当初は、支払いなし---->供給停止 といった”通常の業務”のためのシステムでしたが、そこから細かいデーターの収集と制御へと発展していきます。
データーの回収は、インターネットなどさまざまな通信環境全般に対応しています。Collect: Meter Data Collection
進化したメーターは、さらに
Manage: Meter Data Management
Analyze: Applications & Analysis
Consult: Client Services
データーの集積と分析、そしてコンサルタントという業務も生んできました。
そして、スマートグリッドという、家庭から発電所までも結ぶ大きなネットワークが生まれようとする中で、計りデーターを集め、分析し、制御するという一連の仕事があらゆる”節”で行われようとしています。送電網、グリッドが知能をもったかのような可能性を指摘する人もおります。
しかし、制御するものは制御されるものという、変わらぬ現実があります。それだけで、”システムだけではなにかいいもの”はやってきません。
アメリカは、今オバマ大統領の下で、夢を再度つくろうとしています。その文脈の中では、スマートグリッドの夢は可能性を秘めているかもしれません。
しかし、日本では、、、、? まで夢は、原発立国という変わらぬ政策により、暗いもののままです。
・長期エネルギー需給見通
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/080523.htm
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- image : Itron社のビデオクリップより
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