スマートグリッドって、日本でも鍵となる概念なのかも

 自然エネルギーの熱狂的な支持者の人に、日本の自然エネルギーの割合はどれくらい? とたずねると、3%ぐらいでしょとのお答え。実際にはそこまで達していない、大規模水力は10%前後ということだが、その他の小水力、地熱、風力、太陽光、バイオマス海洋エネルギーなどの再生可能エネルギー全体をあつめても1%台ということです。

 一方で、永続地帯 - Sustainable Zone によれば、すでに自然エネルギーで100%自給していたり、高い割合で利用している地域も存在しているわけです。

・永続地帯 - Sustainable Zone
http://sustainable-zone.org/

 自然エネルギーは、大きな可能性を秘めるも、天然ガス、石油、石炭などの化石燃料、そして原子力により国の電力需要の90%弱をまかなっているというのが現在の日本の姿です。先進国の生活、経済大国を支えているのは、化石燃料原子力ということができます。

 しかし、今回の世界的な経済危機により外需への依存を続けるけることへの疑問も多くの人が感じています。豊かになったといっても、さまざまな格差、不平等も大きな問題です。教育、健康、老後の暮らしなど基本的な国の姿勢も問われることがばかりが多く、次代の日本での暮らしは見えてきません。

 そんな中で、世界的に家庭から大規模送電網まで、文字通り網羅するスマートグリッドという電力の送電、給電の把握と制御が世界的に注目を集めています。

 スマートグリッド! なにやらわかったようで、わからない概念なので、今後情報を集めていきたいと思っています。スマートグリッドと小規模分散型電源が矛盾しないでシナジー的に統合、融合される可能性について考えたいと思っています。

参考エントリー
富士電機システムズ太陽光発電事業に本格参入-----ソフトエネルギー、2009/03/13
http://greenpost.way-nifty.com/softenergy/2009/03/post-31d1.html

太陽光発電システム事業拡大の体制強化について(”参考 : スマートグリッド”) : 同リリース(出典:European Commission 「European SmartGrids technology Platform」 EUR22040を元に一部修正)より