2009年のトレンド 太陽電池、太陽光発電には熱い視線がそそがれている、、、

green_tomato2008-12-19

 あの福田ビジョンで太陽電池は、脚光は浴びたが、価格をもって半分という目標につ
いては、一国の首相が軽々に口にすべきものではないと思います。実際、福田さんから
麻生さんの時代の背景もがらっとわかり、結晶系の原材料不足は解消どころか、増産で
きる体制がととのう2009年からは、逆に世界の太陽電池の需要が30%から40%の間で伸
びるという状態が継続する場合には、あまるという見方もあります。
 さらに、原油高を背景に2008年前半に旺盛な投資環境と騒がれた再生可能エネルギー
の業界にも、今回の金融危機原油安の状態は影響を与えると思われます。したがって
、2013年に半値うんぬんの内容は、国内の太陽電池メーカーにとっては、新築案件以外
太陽光発電市場に冷や水を浴びせられ、そのままここ数ヶ月の高額商品への買い控え
となって業者の肝の効いてきていると思います。

 とはいえ、関心が高いということは、この太陽光発電業界にとっては、大歓迎。あり
がたいことです。
 工夫しだいでは、いろいろな展開が可能という可能性だけでも、元気は百倍と考えて
動きたいものです。

 本日のソフトエネルギーにIBMの選ぶ今後5年間に生活を一変させるイノベーション
して、まっさきにあげらえたのが薄膜モノの太陽電池でした。

IBM、今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション Next 5 in 5 を発表。次
世代太陽電池の可能性など-----ソフトエネルギー、2008/12/19
http://greenpost.way-nifty.com/softenergy/2008/12/ibm55next-5-in-.html

アスファルトや塗料、窓など、どこでも太陽光技術」は、太陽電池がローコストでか
つ信頼性を獲得できる商品になりさえすれば、私たちの生活を確かに一変させてくれま
す。福田ビジョンのように、現在の半値段1kWPあたり30万円となれば、3kWpの標準シス
テムで90万円です。この金額ならば、新築案件だけでなく、既築住宅への需要を喚起で
きる金額だと思います。楽しみですね。

 とここまで記事を書いていたら、、、

・ELトレンド指数で予測する 2009年の注目キーワード10
http://www.elnet.co.jp/trend/keyword10.html
" 2009年の注目キーワード10
政治 オバマ大統領 ・ 裁判員制度 ・ 定額給付金 ・ 政権交代
経済・産業 業界再編 ・ 太陽光発電 ・ 次世代高速無線通信
社会 医師不足 ・ 石川遼 ・ 東京オリンピック "

 太陽光発電が入っています!
 2010年がブームと読むエネルギー関連のシンクタンクの知人がいましたが、来年のト
レンドにはいったことで前倒しということで、、、、現実は厳しくとも、自然エネルギ
ー屋としては、気分だけでもめでたい年の瀬を遅れそうです。

          • image(”Green Jobs”): Wind Mind 2008より