green_tomato2008-11-20

 オバマさんの次期米大統領としての発言は、かの地の再生可能エネルギーに取り組む
業界団体を大いに勇気付けているだろう。車での挽回にはかなりの努力と年月が必要と
なるだろうが、再生可能エネルギーや環境関連のビジネスでは、アメリカには多くの可
能性があると考えている事業者、そして投資家がいます。特に、太陽電池と地熱には大
きな投資も集まっているようです。
 
・A New Chapter on Climate Change / クリッピング ChangeDotGov(オバマ新大統領の
気候変動対策への演説)-----しなやかな技術研究会、2008/11/20
http://greenpost.way-nifty.com/sinaken/2008/11/a-new-chapter-o.html

 彼らも共和党のマケインさんと民主党オバマさんと比較したら、きっと、オバマ
んに掛けた人が多いのではないでしょうか? ブッシュさんもポーズとしては、地熱、
風力などの推進を最後の2年くらいは行っていましたが、いかんせん、世界との歩調合
わせをしてこなかったツケは大きなものだったと思います。

 さて、今後のオバマさんの舵取りには、期待と興味がつきません。

 そして振り返って、日本。急速に色あせてきた漢字の読めない首相をヘッドにかかえ
る日本。気候変動、エネルギーどころではない、多数の問題が山積で、身動きできない
ように見えます。支持率の低下には、ますます拍車がかかりそうです。不適切な発言と
やらで、党内からの批判も浴びていて、オバマさんより先に人心を一新するための解散
総選挙という一大博打を打たなかった、打てなかった自民党の運と力のなさには、国民
としてますます政治に対する幻滅度をあげる事態となってきています。

 とはいえ、オバマ風、たぶん日本にもいい刺激となる気がします。京都議定書の達成
が理想的な形では、まったく進んでいない日本にとって、金融危機やらエネルギー、気
候変動といった基本的な国体の問題とこれからの国民生活をとりまく、さまざまな不満
と不安に各政党がどのように応えるのか、また応えることができないのか?
 応えてくれないならば、私たちはどうすればいいのか? 市民にとっても選択肢がな
い場合でも正念場であることは変わりありません。答えは見えませんが、たぶんオルタ
ーナティブな方向性は、遅くとも2015年までにはでてくると思います。

 どんな未来が待っているのか、、、できればソフトランディングしたいものです。

 さて、日本の次のヘッドはどうなるんだろう? こうなったら、少しは楽しんでいか
ないと、好奇心さえ枯渇してしまいそうだ。