世界中で海洋エネルギーの利用、波力、潮汐、潮流などを利用した発電の研究が活発化しています。

 そんな中で、日本も海洋国家としての展開が期待されもしますが、この分野での大きな動きはあまりみられません。

・豪Oceanlinx社、シドニーで波力発電所建設計画が本決まり、波力利用の実用化に向けて動きだした-----ソフトエネルギー、2009/02/27
http://greenpost.way-nifty.com/softenergy/2009/02/oceanlinx-f09f.html

 上のエントリーは、オーストラリアの企業が開始するという波力発電の実用化の話題。OWC(oscillating water column)方式ということです。日本語としては、振動水柱という言葉が使われていますが、なんかもっとわかりやすくインパクトがある銘々を期待しています、、、それはさておき、この方式で検索すると日本でもかつてこの方式の発電実験が三井造船などによって行われていたことを知りました。

・海洋科学技術研修テキスト .....沖合浮体式波力装置「マイティーホエール」(日本財団図書館)
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/00374/contents/016.htm

 この実験の顛末に関する情報について、調べています。いい情報があったら教えてください。日本でのこの分野の研究は、下の研究のように進められているようです。しかし、世界の研究はもっと具体的に大きな投資を集めて行われるようになってきました。日本でも研究開発を進めるべき分野だと思います。海は、食料、エネルギーという分野だけでなく、新たなフロンティアとしての可能性をもっている分野です。海洋国家として積極的な展開を期待しています。

日本機械学会 ニューズレター > 2008年12月号 : 波力発電用往復流型タービンの開発
http://www.jsme-fed.org/newsletters/2008_12/no4.html